R とパッケージの簡単インストール
(Windows 7)

以前に作成したページでは,「環境変数」などという難解な用語が使われていて,分かりにくいという指摘を受けたので,より簡単なインストール手順をまとめてみた(2011年8月)。

現在(2016年5月)のバージョン R-3.2.5 においても,インストール手順は同様である。以下の説明で,"R-2.13.1" の部分を,"R-3.2.5" と読み替えればよい(バージョンアップするたびに使い勝手を大幅に変更するソフト(例のアレです)に比べ,Cygwin や R のように今までの手順をそのまま継続できるソフトは本当にありがたい)。

【注1】以下の説明で,「ディレクトリ」と「フォルダ」は同義である。CRANのミラーサイトを統計数理研究所に変更した。
【注2】2017年4月から URL が "http://www2.accsnet.ne.jp/~miwa/ja/R/setupReasy/" に変更されました。ご迷惑をおかけしました。

目次


1. ダウンロード

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2. R 本体のインストール

  1. "R-2.13.1-win.exe" をダブルクリックすると,セキュリティの警告画面

    [Security Warning]

    が出るので「実行(R)」をクリックする。次に,インストール中に使用する言語を選ぶ画面が出る。

    [Setup Language]

    これはインストール中のメッセージに使用される言語であって,インストール後に R を使うときに使用する言語とは全く関係ない。"English" を選び,英語の練習を兼ねて,メッセージを音読しながら以下を実行する(日本語を選ぶと,インストール中に文字化けが起こることがあり,その意味でも "English" の方が安全である)。

    セットアップウィザードがスタートするので,"Next>" をクリックする。
    (以下,画像がつぶれて見えにくい場合は,画像をクリックすると大きくなる。)

    [Setup Wizard]

  2. "License Agreement" の表示が出るので,しっかり読む。 ^^;;

    [License Agreement]

  3. インストール先を指定する。

    [Install Destination]

    デフォルト(既定の設定)では "C:\Program Files\R\R-2.13.1" というフォルダ(ディレクトリ)にインストールされる。そのまま,"Next>" をクリックする。

  4. インストールするコンポーネントを選択する。

    [Components]

    日本語のメッセージが必要な場合は, "Message translations" にもチェックする。

  5. スタートアップのオプション選択画面が出る。

    [Startup Options]

    "Yes (customized startup)" を選ぶと,カスタマイズのための訳の分からない単語がでるので,"No (accept defaults)" を選ぶ。

    あとは,"Next>" を何回かクリックすれば,指定したインストール先にインストールされる。

    [Installing]

  6. インストールが終了すると,デスクトップに [R-icon] のようなショートカットアイコンができている。このアイコンをダブルクリックして,以下のような画面が現われれば,インストールは成功である。

    [RGUI]

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3. 使用言語とフォントの設定

3.1 フォントの設定

上記のインストールの最後の画面のように,最近の R では何も設定しなくても locale から判断して日本語が表示される。

【演習問題1】場所を意味する英単語 "locale" の発音に近いのはどれか(答えは一つとは限らない)。
(1) ローカル,(2) ロケール(ロケィル),(3) ロカール,(4) ロキャル

フォントの種類や,フォントサイズを変えたい場合は,以下のようにする。

  1. R のスタート画面から「編集」→「GUI プリファレンス…」のメニューを選ぶと,次のような Rgui 設定エディター画面が表示される。

    [Rgui Preferences]

    デフォルト(既定の設定)では, "Font" の欄に "Courier New" が使用されている。このままでも,R の画面では日本語フォントが表示される("MS UI Gothic" が使われているようだ)。等幅フォントにしたければ, "Font" 欄を "MS Gothic" などに変える(主に日本語で R を使用する人は,日本語の等幅フォント(MS Gothicなど)に変えておく方がよい)。

    既定のままでは活字が小さすぎると思う場合は, "size" を大きくし(たとえば "size=14"),さらに "style=bold" とすれば太字になって,年配者には好都合である。

    [Courier New]

  2. 「Apply」ボタンをクリックして表示を確かめ,望みの結果が得られたら「Save」ボタンをクリックして,変更した設定を保存する。この設定は "Rconsole" というファイルに保存される。

    【注】このとき,素直に R の指示に従い, R が保存しようとしたフォルダに保存する。 XPの場合は,「マイドキュメント」 (" C:\Documents and Settings\[username]\My Documents\"), Windows 7 (Vista) の場合は,「ドキュメント」 (" C:\Users\[username]\Documents\") であろう。

    以上で,日本語環境で R を使用でき,グラフィックスでも日本語が表示される。

    [Japanese Console]

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3.2 英語モードで R を使う

英語の練習のため,なるべく英語モードで使うことが望ましい。

  1. フォントを設定した上記の Rgui設定エディター で, "Language for menus and messages" の欄に "en" と記入して保存 (Save) すると,次回から英語モードになる。ただし,この場合は "Rconsole" ファイルが書き換えられるので,次回からは常に英語モードとなる。

  2. あるいは,ショートカットアイコン [R-icon] をコピーして [R-icon] を作成し,右クリックでプロパティを開き,"リンク先(T):" の欄の最後に "LANGUAGE=en" を追加する。このアイコンをダブルクリックして実行すると英語モードとなる。この方法だと,アイコンごとに英語と日本語を使い分けることができる。

    [English Property]

    [English Console]

    【演習問題2】R のスタート画面は "R Console" と呼ばれる。この "Console" とアクセント(強勢)の位置が同じ単語はどれか(答えは一つとは限らない)。コンピュータ画面は,我々を慰めてくれるわけではない。
    (1) advice, (2) response, (3) orange

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4. パッケージのインストール

ついでに,パッケージも一気にインストールしよう。

  1. R のアイコンをダブルクリックして,R をスタートする。 Windows 7 (Vista) の場合は,アイコンを右クリックし,「管理者として実行(A)...」を選択する【重要】。

    [Run as Admin]

  2. 「パッケージ」メニューの「パッケージのインストール」を選択する。

    [Install-Package]

  3. CRAN の HTTPS ミラーサイトを選択する画面が出るので,どれかを選ぶ。"Japan (Tokyo)" は統計数理研究所。

    [Japan Tokyo mirror]

  4. インストールすべきパッケージを選択する画面が出る。 Rcmdr を選択する。ついでに,プラグイン類 “RcmdrPlugin.*” を選択してもよい。しかし,インストールすべきファイル数が膨大になるので,プラグイン類は,必要になったときにインストールすることにして,ここでは Rcmdr を先ずインストールする。

    [Select Rcmdr]

    "OK" をクリックし,しばらく待つと, 無事 Rcmdr のインストールが終了する。

  5. パッケージを使うためには,R のコマンドラインで

    > library(Rcmdr)

    と入力するか,パッケージメニューの「パッケージの読み込み...」を実行し,その次の画面で,Rcmdr を選択する。

    [Load Package]

    [Load Rcmdr]

  6. しかし,R Commander が利用する他のパッケージがまだインストールされていないので,次のようなインストールを促すメッセージがでる。「はい (Y)」をクリックして,必要なパッケージをインストールする(これは,R Commander を利用する第1回めのみ)。

    [Missing Packages]

  7. 必要なパッケージのインストール方法を指定する画面がでるので,CRAN をチェックし,"OK" をクリックする。

    [Install Missing Packages]

  8. かなりの数(数十個)のパッケージがダウンロードされてインストールされるため,数分の時間がかかる。無事終了すると,R コマンダーのスタート画面が現れる。

    [Rcmdr Window]

  9. パッケージは, "C:\Program Files\R\R-2.13.1\library\" 以下にインストールされる。

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5. Windows 7 (Vista) へのインストールについて

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6. バージョンアップ

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7. 参考文献・リンク


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