一般用家族年賀状掲載文Vol.2
「壇信徒用年賀状」へ 
我が家の子供達の成長をその年の干支にちなんで紹介してきた年賀状も七五三から始まって10年もすると成長と共に恥ずかしがって一緒に撮影しなくなってきましたが、2008年でちょうど13年目即ち干支一回りして2度目の「子年」がやってきました。
平成20年からは壇信徒用年賀状のみを作成しようかと思いましたが、やはり一般用の年賀状も続けてみようかと作成しました。
12年の干支一回りは経ってしまえば早いものですが、年賀状を見る度にたくさんの想い出が詰まっていて懐かしく思えます。
もう一回りした頃には、もしかしたら次世代が中心になっているかも?・・・等々と思いながら、また12年間干支にちなんだものを探していきたいと思います。
平成二十年戊子(つちのえね)元旦(2008年)

【写真】 「上野動物園」にて撮影
【本文】 あけましておめでとうございます
【コメント】 ネズミはどこにいるかと探し求めて、結局昨年同様に上野動物園で行われている「年賀状イベント」の会場で撮影してきました。
作者の私も春ネズミの年男です(^_^)v
勿論、今年も「明るく」「元気に」「楽しく」過ごすことと思います。
新たなバトンを持って、自らが先導して新しい道を開いて行かなくてはならないのかもしれませんね。
どこにでも見かけてチョロチョロ駆けずり回るのがネズミですが、物事に対して無駄足とならないように確実に食いついて(目標に向かって)成果が上げられればと・・・・特に今年は「一年の計は元旦にあり」と思います。
平成二十一年己丑(つちのとうし)元旦(2009年)

【写真】 「牛久沼」と小川芋銭の「河童の碑」を撮影
【本文】 謹賀新年
牛喰う沼に出るカッパは雲を知り陽気に踊って時を変える
【コメント】 12年前には千葉県の成田ゆめ牧場で牛を撮影してきましたが、牛にちなむ観光名所「牛久沼」が当つくば市の行政界境にあり当寺から車で数分の場所です。
牛久沼の由来は“怠けて喰ってばかりいると牛になってしまうぞ!”ということわざの発祥地で、隣市にある曹洞宗金龍寺に伝わる「牛になった小坊主」のお話しから「牛喰う沼」となったのが起源です。
この牛久沼には様々なカッパ伝説があり、沼のほとりには上の写真にあるようなカッパの像があったり、そんなカッパの絵を描き続けた日本画家の小川芋銭の「河童の碑」が沼のほとりの小高い丘の山中に建立されています。
そして、なにげにこの沼とカッパの姿を見ていると「牛になった小坊主」の主人公「知雲」との関連をこじつけてしまう感じにもなります。
知雲は、牛の姿から河童の姿に転じ、その後に改心して沼地に見事に咲くハスの花に「精進して活力得た」清浄心を映し出しているのではないかと想像してみれば、毎年開催される牛久市のカッパ祭りでは知らんぷりしながら陽気に踊りながらも、世間の雲行きを眺めて(知ってか)、世界経済の不況期ともいわれる今の時世にあっても、「時は変わりゆく」即ち「無常に変わりゆく時を過ごす」と現世へのメッセージを残してくれているのではなかろうかと思ってしまいました。
そんな勝手なこじつけ解釈から、新年の幕開けから厳しい経済情勢にもめげず、怠けずに向上的な努力と希望持って変遷の時をしのいでいければと思います。
平成二十二年庚寅(かのえちら)元旦(2010年)

【写真】 上野動物園の「トラ」と葛飾区柴又の「とらや」「帝釈天正門」を撮影
【本文】 謹賀新年
穏虎知新なり!
【コメント】 寅年というと葛飾柴又の「寅さん」を思い浮かべます。
松戸で生まれ育った私にとって、葛飾の柴又と松戸の矢切を江戸川の渡しで結ぶ「矢切の渡し」は、身近なもののように感じます。実際にこの渡しに乗ったのは2度しかありませんが、柴又の街までは、電車で行ってもそれほど遠い場所でもないため、子供の頃は友だちと自転車で行くこともありました。
例年江戸川河川敷で行われる夏の花火大会には、柴又側まで毎年見物に行ったものです。
そして「帝釈天」や「とらや」は、当時から、寅さんの映画で話題となっていましたので、よく立ち寄りラーメンを食べて団子を買ってきました。
今は店内の撮影時のものは階段しか残っていませんが、寅さん(故:渥美清さん)のポスターを見ると心が和みます。
階段からひょこっと降りてきて、「よっ!来てたのかい!今日はタコはいね〜のかい!」等と明るい声が聞こえてくるような感じで、1年中おめでたい気持ちと、嫌なことなどみんな吹っ飛んでしまうような気持ちになります。
笑いと涙の人生映画の中で、寅さんという人物は、人間五欲の「財欲」と「名誉欲」を持たずに義理と人情を大切にし、古きものを大切にしながら今の時代の新し物事に対しても真実なる温かき心を皆に与えてきました。まさに「温故知新」であり、人としての生き方を気取らず穏やかに導いていたものと思います。
今年は、そんな寅さんの穏やかさと虎を文字って「穏虎知新なり!」と戒めたいと思います。
平成二十三年辛卯(かのとう)元旦(2011年)

【写真】 月の写真は撮影が難しいので素材を探してきました。ご提供いただきました方に感謝です。
【本文】 賀正
烏飛兎走 なることを題材にしました。
太陽には3本足の烏が住み、月には蒼い兎が住み、三界の光を受けた兎が夢と希望を叶えます。
歳月には光と陰が常に共存してます。
今日の夢を諦めずに歩けば、明日は現実の夢に出会えるかもしれませんよ(*^_^*)
【コメント】 中国古代の神話によれば、太陽には三本の足を持つ黄金の烏(「金烏」(きんう)という。)が住むといわれ、月には「珠玉」(ぎょくと)のように輝く蒼い兎が住むといわれています。日と月は、金烏玉兎として、歳月の語源となっています。
そして、金烏と玉兎の姿にはそれぞれに神話となり得た意味があります。
そんなカラスとウサギの伝説と月日が過ぎることが早い思いから、「烏飛兎走」の希望と夢を掲載しました。
解説については、当寺「檀家用年賀状」をご覧ください。
平成二十四年壬辰(みずのえたつ)元旦(2012年)

【写真】 かすみがうら市水族館で「タツノオトシゴ」を撮影
【本文】 笑門来福
竜の音詩語だよ♪
【コメント】 昨年は、東日本大震災とう惨事に見舞われ、大笑いしながら過ごすことができなかった方々も多かったことと思います。
今年は、「笑う門には福が来る」という言葉から新年を祝いたいですね。
「竜の音詩語」とは、単純な当て字ですが、“楽しい音楽”と“楽しい唄(詩)”そして“楽しく語る”で、1年を過ごすことができれば良いかなと思う願望です。